「平針の里山ニュース」は、名古屋市天白区平針地区の住民向けに発行している地域紙です。隠れ里のように高度成長期を生き延びてきた天白区の原風景を残す平針黒石の一角は、開発の危機が迫る中、「平針の里山」としてその価値に注目が集まり、アニメ監督宮崎駿さんにも高く評価されるようになりました。
その里山近くに住む人々に、その開発がもたらす地域一帯の環境劣化について理解を深めてもらうためにこの地域紙は創刊されました。ここには、2009年夏の本格的な保全活動開始以来の平針の里山協議会の歴史が記されています。現在、緑の里山は失われてしまいましたが、自然の価値についてこれからも考え続けるために「平針の里山ニュース」は今も継続的に情報発信を続けています。保全協議会メンバーが手作りし、周辺地域に配布しています。